髑髏城の七人[下弦]を観劇した話。
2018/01/24
髑髏城の七人 下弦の月
私にとっての2018年の観劇始め!
ぶっちゃけ広大くんが出るまでは
劇団☆新感線?聞いたことはあるかな?(ない)
くらいだったんですよね。
だって狭い範囲でオタクしてるから。
でも広大くんが出るってなってTLが広大くんすご~~~い!ってなって。
あぁ、じゃあ観に行こうかな~って考えたけど、
チケット代13000円?!?!まじ?!?高くね?!?
って渋ってしまったんですよね。
大学生になって自分でお金を稼ぐようになって自由に使えるようになったとはいえど!
13000はきつい!
だってローリーズファームでフルコーデできるじゃん。
だからとりあえずチケット取らないで、その時観に行きたくなったらどうにかしよう~とか考えてたんですね。
そして月日は流れ公演期間。
ぶっちゃけテニスに夢中で忘れてたんですけど、宮野ファンの友人が観に行くと言ってたので、広大ちゃんについて一言添えて置いたんですね。
そしたら、「まじで広大ちゃん最高だったよ!!!見に行かないと後悔する」って言われたんですよ。
そこまで言われるとんん~ってなりまして。
さすがの私でも。
ほいで、年末ハンサムに行き、インスタで広大ちゃんのファンサ精神に感動して髑髏城へ出陣決意したんですね。
(ちょっと盛ってます。前々から繋がってたフォロワーさんのゆーきが観に行こうかな言ってたから便乗した)
ローチケでチケットを取ってあとは準備オッケ!
と特に予習もしないで愚かな私は豊洲の城へと向かったのです。
結論から言うと、まじで行って良かったです。13000円出してでも見るべき舞台。
バイト先の社員にネチネチ文句言われながら貯めたお金をこれに使えたのは本当に大成功!と今は思えます
(ケチなので金の話ばっかりしててすみません)
物語の舞台は信長の死後、天下統一目前の関東。
この劇場最大の見どころである、客席の360度回転が時代劇風のセットや衣装によって絵巻物のようなきらびやかな世界を演出してくれているんですね!しゅごい!!!!
序盤は席が動くわくわく感とまだ全貌が明らかにならない物語に対するドキドキ感でいっぱい!という感じでした。
新感線の舞台初めて観に行ったからか、まだ途中途中のジョークとか急に始まる無駄に(笑)キレのいいダンスに戸惑うことはあったんですけど、とにかくワクワク感が凄かったです。
1幕終わった時の感想は「なんかすごい!」とかしか出てこなくて、とにかく豪華すぎる舞台に圧倒されてる感じでした。
あとは「松岡広大くんの顔がよかった」ってずっと言ってた。
2幕は、内容はシリアスになっていくんですけど要所要所に、コミカルなやりとりが入ってて観てて飽きることは全くなかったです。
特に木村了さんの兵庫とそのおやじ様が農具で戦うシーンはめちゃくちゃ面白くてゲラゲラ声上げて笑っちゃいました。
最初はついていけねぇなって思ってた新感線ジョークも2幕までくるとすっかり虜になっていて自分でも気づかないくらいこの舞台にのめりこんでてびっくりしました。
髑髏城マジック恐るべし。
すごい楽しい舞台だったんですけど内容は考えさせられるものでした。
特に私は捨之助・大魔王・蘭兵衛の3人の関係性に注目してしまいました。
元は同じ主、同じ信念を掲げていた者達の成れの果ての姿が残酷かつ冷徹に明暗はっきり分けて描かれていたように思います。
蘭兵衛に関しては、お前は極楽太夫という女が居ながらなんて罪な奴なんや、、、と、思いながら見てましたが、最高の死に際にも大魔王を庇いながら
「ここで裏切ったら明智と同じことになる、、、」
ってわけわかんない所で意地になってる所に彼が愛された理由があったような気がします。
また気が向いたら彼について考察したいなと思いました。気が向いたら。
あと我が推しである広大ちゃん演じる霧丸は終始ストーリーのカギを握る存在でしたね。
「いいぞ~!霧丸いいぞ~~~!」とあみゅくらの血が騒いでた。
ラストの雨がザーザー降りながら髑髏城の七人と徳川軍の殺陣は言わずもがな名シーンですね。
7人が揃ってライトが後ろからパッと照らされたところで「あぁ」と思わず感嘆してしまいました。
この瞬間を見るために今までがあったんや、、、。(震え声)
エンディングで客席が回転しながら演者さんたちがポーズをキメていくところ見応えあって好きだった。
すごく長くなったんですけど迷ってるなら見たほうがいいし、迷ってるなら見たほうがいい!!
日本の演劇を語れるような私ではないけど、これが私達の最高のカルチャーだよって誇れるような舞台でした。
観に行って良かった!
ちなみに私達が観劇後すぐにかわした言葉は「松岡広大の顔がいい(2回目)」でした。